歳時記 十一月

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十一月 霜月[しもつき] 霜降月[しもふりづき] 神帰月[かみかえりづき] 雪待月[ゆきまちづき] 雪見月[ゆきみつき] 復月[ふくづき]←一陽来復の月

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・小春日=旧暦10月の暖かな日
・この時期 時期外れに咲く花=帰り花・返り咲き・忘れ咲き

・炉開き(開炉)・こたつ開きと茶壷の口切り
旧暦10月亥の日に行う。亥の子餅をいただく。
火=陽、故に陰の極みの干支の、亥の日を重ねる。
亥の日に食す御厳重餅[ごげんちょうもち]には、上旬の亥に菊と忍[しのぶ]、中旬には銀杏[いちょう]、下旬なら紅葉[もみじ]を添える。
茶壷の口切り・・・八十八夜の頃(5月頃)に摘んだ茶葉を壷に入れ、熟成させておいたものの封を切る。炉開きをしたら、この壷から出した最初の茶を初めに使います。

・壷荘り[つぼかざり]
茶壷の口切りをした後、飾りを新しくきれいなものにします。5月頃に新茶を壷に納め、熟成させておき、この月に開封(口切り)し、茶の新年を祝う。

・亥の子の節句
旧暦十月初めの亥の日、亥の刻に、亥の子餅を食べた万病除けの習し。
 ・亥の子餅:万病を除く
 ・銀杏餅:宗且いちょうの実で作る
 ・織部饅頭:白い皮に織部の緑(松の緑)を入れた饅頭
 ・吹き寄せ
 ・千歳飴:”鶴は千年”を形にしたもの

・新嘗祭[にいなめさい]
中の卯の日に新稲を供えて神を奉る。(嘗める=奉る)

・七五三
千歳飴は、命が長く延びる願い。鶴を表す。

・季語
酉の市[とりのいち] / 亥の子[いのこ] / 小春日和[こはるびより] / 敷松葉[しきまつば] / 初時雨[はつしぐれ] / 紅葉狩り / 立冬 / 冬の朝 / 木枯 / 敷松葉

・花
初嵐椿[はつあらし つばき] / 寒菊[かんぎく] / 石蕗[つわぶき]

・花の古名
葛→国栖[くず] / 石竹→唐撫子[からなでしこ] / 辛夷→木筆[こぶし] / 黒文字[くろもじ]→ようじの木 / 満天星[どうだんつつじ]→灯台つつじ / こでまり→鈴懸[すずかけ] / アマリリス→瓜
日圭水仙[じゃがたらすいせん]

・句
わが宿の 菊の白露今日ごとに 幾代つもりて 淵となるらむ  < 大河内 躬恒 [おおしこうちの みつね] >