歳時記 十月

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十月 神無月[かんなづき] 神在月[かみありづき](※出雲で。10月は出雲に神が集まる為) 小春[しょうしゅん] 玄英[げんえい](冬の始め)

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・十三夜
のちの月見。別名 栗名月・豆名月

・寒露
秋分から15日目。二十四節気の一つ。

・宇治の茶祭
第一日曜日に宇治橋三の間から名水を汲み、茶道の三恩人(栄西禅師/明恵上人/千利休)へ献茶をする。

・茶の十徳 (諸説ありますが、ここでは利休の説)
諸天加護 / 睡眠遠離 / 孝養父母 / 消除重病 / 衆人愛敬
[しょてんかご][すいみんえんり][こうようふぼ][しょうじょじゅうびょう][しゅうじんあいけい]
/ 煩悩自在 / 無病息災 / 貴人相親 / 寿命長遠 / 悉除朦気
[ぼんのうじざい][むびょうそくさい][きにんそうしん][じゅみょうちょうえん][しつじょぼうき]

・名残りの茶
去年11月から使い始めた茶が残り少なくなる時。残念物[ざんねんもの](疵物[きずもの])を喜んで使う。名残り花・返り花を喜ぶ。

・竹の春
春は筍の成長に養分を使うため、周りの竹は色が悪くなりますが、秋は筍も若竹となり、勢い良くきれいな時期。そのため秋は竹にとって春のようなもの。(春は、竹の秋という)

・季語
龍田姫(野山を秋色に変える神) / 秋時雨[あきしぐれ] / むら雀 / 小男鹿[さおじか] / 小夜砧[さよぎぬた] / 籬[まがき]の菊 / 玉兎[ぎょくと] / 金風[きんぷう](秋の風) / 新酒 / 鴫[しぎ] / 木の実 / 鳴子

・花
野菊 / 貴船菊 / 名残り花 / 返り花

・さわし柿
渋抜きをした柿

・花の名
菊=花の弟(ちなみに兄は、梅)・延年草・千代見草・星見草・翁草
烏瓜[からすうり]=玉章[たまずさ](種子が結び文に似る)
秋明菊[しゅうめいぎく]=貴船菊
葉鶏頭[はげいとう]=雁来紅[がんらいこう]
松虫草=玉毬草

・三夕[さんせき]の歌
見わたせば 花も紅葉もなかりけり 浦の苫屋の 秋の夕暮れ < 定家[ていか] >
心なき 身にもあわれは知られけり 鴫[しぎ]立つ沢の秋の夕暮れ < 西行[さいぎょう] >
淋しさは その色としも なかりけり 槙立つ山の 秋の夕暮れ < 寂蓮[じゃくれん] >

新古今集 寂蓮
 村雨の 露もまだひぬまきの葉に 露立ちのぼる 秋の夕暮れ